ハンバーガーの普及とチェーン店の登場

ハンバーガーの普及

誰がどこで発明したかは断定されていませんが、20世紀初頭にはアメリカ各地で成型した挽肉を2枚のパンに挟んだ、ハンバーガーサンドイッチとも呼ぶべきものが食されるようになっていました。
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1912年までには挽肉・それを成型した料理だけではなく、サンドイッチのことも単に「hamburger(ハンバーガー)」と呼ぶようになっていたそうです。
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ではハンバーガーが各地で大量に作られ、消費されていたのかと言うと、残念ながらそこまで急激に普及したわけではありませんでした。
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というのも1904年にアメリカでは労働問題や食品の安全性に触れた小説『The Jungle』が刊行され、アメリカではミートパッキング汚染について心配する人が増えていたそうです。
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影響を受けて牛挽肉を食べることを躊躇する人もいたので、特に衛生面で信用の薄い屋台などで売られることが多かったハンバーガーも避けられがちだったのだとか。
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そんな中フードスタンドを経営していたウォルター・アンダーソンは、1916年にスライダーと呼ばれる2.5インチ四方のハンバーガー用のパンを制作。
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1920年代に入るとビリー・イングラムと組んで世界初となるハンバーガーチェーン店“White Castle”を展開し、小さな正方形のハンバーガーを5セントと安値で売り出します。
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サイズや価格だけではなく、彼らは店や店員を清潔で衛生的な状態に保ってイメージアップを試みたそうです。
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お店の名前の通り店舗も白でお城のような洒落た形、ハンバーガーの栄養について大学とコラボするなど、とにかくイメージ戦略的なものに力を入れることでアメリカ国民のハンバーガーに対する懸念を払拭したと評されています。
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衛生面でのアピールだったのか、コスト的な問題だったかは分かりませんが「何処の店に行っても同じ味・品質」というチェーン店の特徵を完成させたものホワイトキャッスル社だと考えられています。
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彼らはハンバーガー専用パンの発明だけではなく、工場でそれぞれの部位をライン生産しました。
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製造したパテは冷凍して各店舗へと届け、教育された店員が同じ様に焼き上げるというバーガー製造プロセスの革命を起こしたと言われていますよ。
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こうした現代的な仕組みを取り入れた、安いのに当たり外れがなく清潔なホワイトキャッスルのハンバーガーは爆発的人気に。
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この大ヒットを受けて1920年代後半以降は、様々なハンバーガーチェーン店が誕生します。
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今では日本でも複数のハンバーガーチェーンが出店され、気軽に食べられるようになっていますね。
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また、チェーン店だけではなく、個性あるグルメバーガーのお店も増えてきました。
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私たちWorld Burgerでもグルメバーガーとして個性強めのハンバーガーをご提供していきます。
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世界一周を経験した店主が作る世界の味と出会えるハンバーガー屋です。
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旅のようなフランクな出会いを楽しみにしています!
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🍔World Burger🍔⠀⠀⠀⠀
OPEN: 土日祝12:00-15:00
池袋駅(西口)より徒歩5分
テイクアウト可

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