目的なく人が集まれる場の魅力

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World Burgerではバーカウンターでハンバーガーを食べることができます。
(もちろんテイクアウトもできるように準備しています♪)
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今日はBarという空間が持つ魅力について投稿したいと思います。
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ハンバーガーを食べようと思えばファストフードだって良いし、今ならデリバリーもできます。
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わざわざカウンター越しに店員さんと会話したり、たまたま隣に座ったお客さんと思わぬことで意気投合なんてことはなくてもハンバーガーを食べることはできます。
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でも、人と会話するってことが大事な気がするんです。
World Burgerは池袋にありますが、そこらじゅう人だらけなのに気づけば仕事でしか会話してないな、、なんてこともあったり。
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昔、仕事帰りに犬に吠えられた人が「犬だけは自分を認識してくれた」と言って涙したと言っていました。
都会の人間関係の希薄さを感じます。
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そんな現代において場づくりを考えた時に、「目的なく人が集まれる場所」って意外と重要なんじゃないかと思うのです。
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はっきりとした問題意識を持っていて、自分の興味を言語化できている人は、行ける場所がたくさんある。なにかしらのテーマの集まりなど、自分の興味分野に合わせて行き先を選べる。
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ところが世の中のほとんどの人は、自分がそもそも何に興味があるのか、何を自分の人生をかけてやっていきたいのかなんて分からないっていう場合が多い。そういう人は、どこへ行くべきかの判断が難しいわけです。
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でも、誰かれとのなにげない対話を通じて、「そういえば自分、昔そういうことに興味があったよな」とった風に、少しずつ内側に眠っている自分の意識が、ことばとして立ち上がってくるという経験をすることもあるわけです。
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そういう出会いや対話をできる場所が街なかにあるということは、とても大事だと思っています。
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しかし、そういう視点で街を見渡していくと、無目的な来訪を受け止めてくれる空間と場所って、意外とあるようでない。だいたいの場所は目的的になっている。
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例えば、市役所には住民票を取りにはいくけど、住民票を手に入れたら帰るわけじゃないですか。映画館も美容院もそうですよね。
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昔だったら、神社や、銭湯、赤提灯などにふらっと行くと誰かしらいて、話をしているうちにそこから何かが始まったりする。今はそういう場所がどんどん失われていっている。
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今の時代、空きスペースを有効活用しようとなったときに、どうしても その空間の用途と見込める成果について説明出来ないといけない。主体が企業でも行政でも同様です。
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説明する責任があることを「アカウンタビリティ」と言いますね。私はこの世の中をおかしくしているいくつかの単語があると思っていて、そのひとつがこの「アカウンタビリティ」です。
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「どういうことが成果として起こります」ということを事前に説明が必要だと言われたって、実際はそんなわからないことが多いわけです。特に、こういうBarみたいな開かれた場をやろうとするケースにおいては。
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「何が起こるかわからないんです」じゃ説明が通らないとなると、より目的をはっきり持たせて、「こういう人たちが集まって、こういう活動をして、こういう成果を生み出す場をつくります」と言わざるを得なくなってくる。
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それが世の中の空間をつまらなくしていると私は思っています。もっと開かれた、何が起こるか分からないような場、ただ色んな人が集まれる場を実現できたら、思いがけないことがそこから始まるんじゃないかということを私たちなりに追求していきたいと思いました 。
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World Burgerもお客さんと一緒に作っていけたらと思います。
次は何が起こるんだろうというワクワクを一緒に作っていけたらと。
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私たちWorld Burgerでは世界各国の味をハンバーガーという料理を通して表現していきます。
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常識に囚われない発想で創り出されるハンバーガーで、皆様をお出迎えいたします。
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🍔World Burger🍔
OPEN: 土日祝12:00-15:00
池袋駅(西口)より徒歩5分
テイクアウト可

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